塗料・塗膜形成技術

乾きむら

[vc_row css_animation=”” row_type=”row” use_row_as_full_screen_section=”no” type=”full_width” angled_section=”no” text_align=”left” background_image_as_pattern=”without_pattern” el_class=”paint-trouble” z_index=””][vc_column][vc_column_text]

塗装トラブルと対策
【乾きむら】  
英語名: drying mark

欠陥用語 乾きむら
英語名 drying mark
類語
発生工程 前処理、電着塗装(塗装後の水洗工程)
現象

・前処理の脱脂後の水洗工程前において、処理表面が部分的に乾いて仕上りが不均一になる状態。(一見して化成処理むらと見違うような白っぽいブルーカラー、黄っぽいブルーカラーになる)
・電着塗装後の水洗工程前において、電着塗膜が部分的に乾いて、仕上りが不均一になる状態。

塗装トラブルと対策【乾きむら】

発生原因 B:前処理
・脱脂液の温度が高すぎる。
・水洗の温度が高すぎる。
・表面調整液の温度が高すぎる。
・ドレン時間が長すぎる。
E:塗装条件
・NV値が高すぎる。
・塗料温度が高すぎる。
F:塗装設備
・電着水洗までの時間が長すぎる。(ドレン時間が長い)
・ブース内、ドレン内の温度が高すぎる。
・ブース内の水洗が不十分である。
H:その他
・周囲温度が高すぎる、周囲湿度が低すぎる
対策方法 ・脱脂液の温度を低くする。
・水洗の温度を低くする。
・表面調整液の温度を低くする。
・ドレン時間を短くする。
・NV値を低くする。
・塗料温度を低くする。
・ミストスプレー等により乾きを防止する。
・電着後水洗までの時間を短くする。(ドレン時間を短くする)
・ミストスプレー等により乾きを防止する。
・ブース内、ドレン内の温度を低くする。
・ブース内の水洗を十分に行う。
・周囲温度を低くする、湿度を高くする等給排気のバランスを調整する。
確認方法及び使用機器 目視、化成処理、水洗処理後のワークを直接チェックする。
対策商品 温湿度制御 温湿度コントロール 液温調整 チラーユニット

 

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

No Comments

Sorry, the comment form is closed at this time.